時に彼はわたしに言われた、「人の子よ、目をあげて北の方をのぞめ」。そこでわたしが目をあげて北の方をのぞむと、見よ、祭壇の門の北にあたって、その入口に、このねたみの偶像があった。
彼は手のようなものを伸べて、わたしの髪の毛をつかんだ。そして霊がわたしを天と地の間に引きあげ、神の幻のうちにわたしをエルサレムに携えて行き、北に向かった内庭の門の入口に至らせた。そこには、ねたみをひき起すねたみの偶像があった。
「目をあげてもろもろの裸の山を見よ、 姦淫を行わなかった所がどこにあるか。 荒野にいるアラビヤびとがするように、 あなたは道のかたわらに座して恋人を待った。 あなたは姦淫の悪事をもって、この地を汚した。
彼らは憎むべき物を、わが名をもって呼ばれている家にすえつけて、そこを汚し、
彼らは高き所を設けて神を怒らせ、 刻んだ像をもって神のねたみを起した。
シオンの山は北の端が高くて、うるわしく、 全地の喜びであり、大いなる王の都である。
主は言われる、ユダの民はわたしの前に悪を行い、わたしの名をもってとなえられる家に、憎むべき者を置いてそこを汚した。
それゆえ、主なる神は言われる、わたしは生きている。あなたはその忌むべき物と、その憎むべき事とをもって、わたしの聖所を汚したので、わたしは必ずあなたの数を減らす。わたしの目はあなたを惜しみ見ず、またわたしはあなたをあわれまない。